やばい、時間に遅れる。と自転車を漕いでいたら、後ろから
め「お母さんはやーい!もっともっとー!ふぅーい!」
と呑気な声。
私「急げ!急げ!めい太も応援して!」
いつもなら急げ!お母さん頑張れ!と声援が聞こえるのに無言。
私「あれ?めい太?…寝た?」
め「今、めっちゃかっこいい顔してあげてるからな…」
私「ありがと。もっと早く走れそうやわ」
め「ん!」
めい太のいる後部座席へ手を伸ばしたら、子供椅子のハンドルを強く握りしめていた。
どんな顔かは予想できるけど、めっちゃその顔見たいわ